八戸聖ウルスラ学院

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VOICE ─ FAQ/先輩/先生 ──

冨永 昌子先生 Tominaga Masako

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  • 担当:中学校主幹教諭
  • 担当:学年主任
  • 担当教科:英語
  • 担当教科:グローバル教育
  • 2000年入職
自身も八戸聖ウルスラ学院高等学校英語科の卒業生であり、20年以上にわたり英語を教えている冨永昌子先生お話を聞いてみました。

取材班

【学年主任】

冨永先生

公立の枠から飛び出した、
刺激的でユニークな生徒

小学校から中学校へと上がる際、自分の住む学区の公立中学校に進むのが大半だと思います。

その中で公立中学校ではなく、ウルスラに入学する子どもたちは『自分は何がやりたいか』『何がやれるかな』と、自分自身と向き合い、公立の枠から飛び出してくるんです。

だから刺激的でユニークな子達が多く、その個性を大切にしたいと思っています。

各地域の異なる小学校(※1)から集まってきていて、それだけでも、地域の独自性や、考え方の違い、背景があり、世界が広がる学校だなと思います。

(※1)2021年度在籍の中学1~3年生の出身小学校は52校



【学年主任】

冨永先生

バイオリン、油絵、剣道。
自分の可能性に気づく。

ウルスラ中学では、音楽でバイオリンに挑戦したり、美術で油絵をやったり、体育で剣道をしたりと、入学後は、新しい体験の連続です。

剣道は「礼に始まり礼に終わる」「武道の精神・作法を守り、また相手への敬意を示す」といったように礼儀・礼節も学びます。

バイオリンはプロの外部講師が担当します。剣道と同じく演奏だけでなく、ステージに立つ心得など精神的な部分も学びます。

その中で、今まで知らなかった自分の良さや、自分自身の可能性に気づくことができます。



中学で授業にバイオリンと剣道があるなんてびっくり。しかもプロの外部講師で本格的!

ただ単に、剣道やバイオリンを体験してみるというより『精神的な部分も含めてしっかりと学べる』という点がとてもいいですよね。

取材班

【学年主任】

冨永先生

世界に目を向け、多様性を学ぶ

いろんな世界とつながっているのがウルスラ。

八戸聖ウルスラ学院では、世界に広がる姉妹校のネットワークを生かし、海外から多くの留学生を受け入れています。

生徒と留学生が一緒に学校生活を送っていることも、グローバル教育の特徴です。

多様性や、さまざまな違いを受け入れることは、簡単ではないということを体験するからこそ、一緒に生きていくために、どんな工夫をすればいいのかを考えるようになるものです。

相手の立場になって物事を見たり、考えたりする機会を大事にしています。

生徒には、知らない世界と出会いいながら、寛容さ、柔軟さを身につけていってもらいたいなと思っています。



【学年主任】

冨永先生

「共生・協働・奉仕」がウルスラの精神

「共生・協働・奉仕」これは中学校の開設と同時に定められた教育目標です。

ウルスラの 母体である聖ウルスラ修道会(1535年イタリアで創立)の、教育を通じて、より良い社会をつくるという建学の精神とつながっています。

他者と関わりを持ち(共生)、より良い社会のために、一緒に何かを生み出し(協働)、自分が持っている良さを生かして、自分自身と周りを幸せにする(奉仕)ことが、ウルスラの根底にある精神です。

それぞれアプローチは違っても目指すものは揺るぎなく、全ての取り組みはこの言葉に尽きますね。



【学年主任】

冨永先生

教員も「共生・協働・奉仕」の中に

教員自身も『共生・協働・奉仕』の中にいますから、生徒と関わることを大事にしています。

休み時間や廊下ですれ違う際の表情を、よく観察して、見えているものの後ろにあるものを想像するようにしています。授業の中では、意外と見えにくいもので、授業の外で見せる表情に素顔が出るものです。

日々の些細な行動を見て、ほめる。「ここ片付けてくれてありがとう」など些細なことでもほめます。

生徒の変化や良い行動がないか教員によく聞きますし、教員同士で生徒の些細な様子も共有します。

プロフィール
名前 冨永 昌子 (とみなが まさこ)
入職 2000年
担当 ・中学校主幹教諭
・学年主任
・英語
・グローバル教育